藤河日の四八日記

pixiv等で活動しております、藤河日の四方八方日記です。

9/29のお話(エッセイっぽく?)(ノンフィクション) 

 

朝、もう昼とも言っていい時間かもしれない。時計には14:00の文字が黒く表示されていた。
起きて、列車の時間を調べる。
16時前の特急列車に乗ろう。
僕はそう思って、着替えた。親戚から「使わないから。」ともらった紺のジャケットと、ブラックのパンツ。そして縦ストライプ模様のシャツ。そして、いつどこへ行くときでも欠かさない、黒のハンチング帽。メルセデスブランドのシンプルな腕時計を左手に、右手にはグリーンクォーツをベースに作ったブレスレットを着ける。
これで準備は完了。あと時間は小一時間ほどある。駅までは徒歩10分ほどなので少し、ゆっくりすることにしよう。そう思い、本棚から永井荷風の「ふらんす物語」を手にとって、読み始めた。

気づいたときには予定していた家を出る時間に近づいていた。黒のトートを取り上げ、「ふらんす物語」を中に入れる。
駅まで歩いて、起きてから一滴の水も口にしていなかったことを思い出し、自販機で緑茶を買う。「選ばれたのは~」で有名な緑茶である。今回僕が選んだのはそうその緑茶ですとも。だって美味しいですから。

ステンレスの色をむき出しにして、アクセントに青いラインを入れた特急列車は特に何もなく、平常通りの時間に終着駅に到着した。改札口を出て、エスカレーターでひと階層下がって地上に降り立つ。
信号をひとつ待って、大通りを渡ったらお目当ての書店ではなく、その手前にあるモールの中にあるCDショップへ入る。そこで一枚CDを買って、出たら、表のガシャポンエリアで今やってるゲームのガシャポンを見つけた。一個300円とのことで、三度回した。推しは来なかった。

お目当ての書店へ向かう。CDショップを出て、エスカレーターで一階まで降りる。その間に書店のアプリで在庫検索。目的の本はあるようだ。
入ったところから逆側の裏出口から出て、一方通行の細道を渡ったところにある書店へ入って、二階でちょっと新刊を見たら四階へ。
一階が雑誌など。二階が文庫本や小説本、他趣味の本など。三階は実用書や検定、資格の本などがあって。お目当ての四階は漫画やコミック、音楽関係の本を置いているところだ。
お目当ては今やってるゲームのノベライズ?のような本。詳しくは知らない。5巻まで出ているそうなのだが、好みに合わない可能性も考えて今回は1巻だけ。
一階の集中レジは土曜日にしてはそんなに混んではおらず、すぐに案内された。会計して、ブックカバーだけかけてもらって頂く。
「おおきに、お手数おかけしました。ありがとうございます。」
そう言って、頭を下げて書店を出る。こういった行為一つ一つが大事なんだろうと思う。

この週に一度の書店めぐりがとても好きなのだ。この一週間に欲しい本ができたら買う。欲しい本が特にできなかったら前から候補だった本を買う。
そもそも、書店という空間に居るだけで幸福《しあわせ》なのだ。
当然、僕が住んでいる町にも書店がないわけではない。当然ある。だけども、いかんせん田舎の書店なので品揃えがよろしくない。新刊もすぐ入ってくるわけではない。というわけで、地元の書店に行くんだったら少し遠出してでも、大きな街の書店へ行こうというのが僕の考えである。

書店を出たら、駅の反対側へ向かう。その途中、さっきも渡った横断歩道の近くで、ハイタッチのなんかをしている外国人の人達を見つける。なんとなく、気分でハイタッチ。三人続けてハイタッチしたあと「Thank you!good-bye!」と言って手を振って青になった横断歩道を渡る。謎に気分が高まる。

駅のすぐ裏にある鯛焼き屋で鯛焼きをひとつ頂く。焼き立てアツアツの鯛焼きはとても美味しい。


食べ終わって、目を別の方へ向けると「泊まれる本屋」という魅力あふれる宿泊施設の広告が視界に入った。一度泊まってみたいものだ。
駅の反対側にあるゲームセンター。鯛焼き屋から少し歩いたところにある。若い人たちでとても賑わっている。ノイズキャンセリングのイヤホンをしていても若干うるさい。ゲームセンターというものはこうなのだろうが、とにかくうるさい。まあ仕方ない事だ、言って静かになるものじゃないし。

列車運転ゲームをする。ブレーキとマスコン、それとタッチパネルで行う簡単な操作のゲームだ。
最近実装された大阪の路線を運転する。やっぱり楽しい。二回も連続でプレイしてしまった。

地下鉄に乗って、この県の賑わいを二分するもう一つの場所へ向かう。駅としてはほんの三駅を数えるだけだ。
駅について、時計を見る。時計の針は19時少し前を指していた。
腹も特に減ってるわけじゃないし、と駅の近くのカフェへ。
アメリカ発祥の世界最大手と言って過言じゃないんだろうかというレベルで大きいカフェだ。緑色のストロー、皆さん一度は使ったことあるでしょう?
そこの、シングルオリジンコーヒーを頂く。豆が一月か二月で入れ替わる。期間限定感があるので好き。当然一杯あたりのお値段は一回り高め。
顔なじみのバリスタの方とお話しながら、美味しいコーヒーを頂いた。

その後は駅の上へ上がって、夕食を頂く。今日はお茶漬け。鯛茶漬け。
胡麻鯛は美味しい。不変の美味しさだ。それをご飯の上に載せて、あごだしをかけて頂く。温かくて、美味しい。

20時頃に注文したのだが、20:15頃には食べ終わってしまった。
ひと階層下がって、この駅にある書店へ。さっき行った書店と同じ系列の違う名前の書店。同じ系列の書店でも、品揃えは少し違う。そういう変化を見るのも面白い。
コッチではもともと読んでいた漫画本の続編と、気になっていた漫画を買った。
レジで会計をして、ブックカバーをかけてもらった本を二枚重ねの紙袋に入れて、頂く。
再度笑顔で「おおきに、お手数おかけしました。ありがとうございます。」この言葉を口にする。

今日は良い日だ。

乗ろうとしていた元国鉄区間快速列車の時間まではしばらくあったので、地上で暇を持て余していた。
でも、やはり行きと同じルートのほうが時間が短いということに気づきを得て、ゆっくりがてら…とスマホのアプリでタクシーを呼ぶ。

あと五分ほどです。という連絡が来た直後、外国人の方に声をかけられた。その人はホテルへの行き道がわからないのだという。
駅の反対側にあるホテルは、なんとなく名前の聞いたことのあるホテルだったし、いつも行く電器店の向かいだったので直接案内することにした。
挨拶ぐらいは出来ても、それ以上細かい事の説明ができない自分の英語力に嘆きながら「Come on.」と笑顔で言って連れて行く。
最中に電話して、迎え先を電器店の前に変更してもらった。
あとは横断歩道渡るだけって所まで案内して「楽しんで」そう言って笑顔で別れる。その方も「ありがとう」と、片言の日本語で感謝を述べてくれた。やはり、感謝の言葉が大事なんだな。改めてそう思う。

タクシーで駅へ走って、会計を済ませて、自動改札機にICカードをかざす。滞りなくスッと通り、時刻表で次の特急が22:00であることと、最終の特急であることを再確認。その次はもう急行だけだ。

電光掲示板で、ドア数と両数を確認してそのとおりの乗車位置に立つ。
毎回誤差数センチで停めれる本職の人たちはすごいなぁと改めて思う。当たり前、は誰かの技術で成り立っているのだなぁ、と勝手に感心してしまう。

駅に滑り込んできた特急が少し古い車両だったことにほんの少し気を落としながら、乗客を吐き出して空になった電車に乗り込む。
小一時間ほど、この特急に揺られたらもう家の最寄り駅だ。

そう思って、まぶたを落とした。

 

 

 

エッセイっぽく出来たのかしら、ノンフィクションなのはノンフィクションで間違いないのだが…

 

なんせ、エッセイというものに縁がなくてですね…

 

 

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2018/09/30 01:38〆